広島でのアテンドをお引き受けくださいました勝山さんより当日の様子とお写真をご共有いただきましたのでご紹介させていただきます。
広島ツアーを担当させていただきました、勝山と申します。 長男が渡米して英語が全く話せない状態でローレンス校のキンダーに入学したときにNoraに担当 してもらってから6年ぶりの再会です。我々夫婦も喜んで仕事を休み、 家族4人でおもてなしをしました。グランビアのロビーでNoraとJennyと待ち合わせし、 市電に乗ろうと外を見ると、さっきとは打って変わってのどしゃぶり。大雨に打たれながらツアーを開始しました。 原爆ドームでツアーガイドの畝崎さんと落合い、レストルームで原爆ドームの概要をお聞きした後、 その建物の地下にいたために一人生き残った男性の話を聞きました。
原爆ドームは多くの写真が遺品や悲痛な手紙とともに展示され、 各々のペースで見て回りました。被爆しながらも、 大学の教授になってこんな研究をどうしてもやりとげてやる、 と叶わぬ野心を語る手紙もあれば、家族にあとは頼むと言い残した手紙。 平日だったためかむしろ海外の観光客の方が多く、 みな真剣にひとつひとつの展示に見入っていました。その後、 被爆者の方の講話を聴きに別室へ。 80代とは思えない若々しくてチャーミングな女性が、 当時9歳で被爆した状況を英語ですごい迫力で語ってくださいました。 数十年前とはいえ、語る度につらいであろうお話は、 NoraもJennyも我々も涙なくしては聞けませんでした。 Nora達からは、とてもpowerfulな話だったとの感想がありました。 被災後の貧しい食事の話を聞いて、長男からの、バッタはどんな味でしたか、との(しょうもない) 質問にもにこやかに答えてくださり、瓶に入れて餌をあたえず排泄をさせて、 体がきれいになったバッタを煎って食べるから、煮干しのような味だと教えてくださいました。 ちょうど被爆した年齢に近い9歳の娘には特に優しい目を向けてくださり、 壮絶な体験をされたにも関わらずこんなに温かい人間になれるもの だろうかと感じ、 ずっとこのままお元気で過ごしてほしいと思った次第です。
その後、折り鶴を奉納しました。このころにはようやく晴れ、 折り鶴も濡れることなく奉納することができました。「過ちはくりかえしませぬから」 と彫られた石碑をみて、まだしかし世界では戦争が実際にあることをNora達と嘆きつつ、 原爆ドームを後にしました。
お昼は、ビーガンのNoraでも食べられそうなお好み焼きに。 キャベツたっぷり、ヘルシーです!と広島焼のキャンペーンをし、 予想外に気に入ってくれたようで夜もお好み焼きを食べに行くわ!とのことでした。
昼食後は、雨も上がってきたところで宮島へ向かいました。 雨は上がったら上がったでうだるように暑かったですが、のんびりお土産通りを通り、 Jennyは無駄なものを買ってしまう!と言いながらかわいいキーホルダーをいくつか購入していました。 初めて揚げもみじまんじゅうを食べましたが、ドーナッツのようでとてもおいしかったです。 お立ち寄りの際は是非。
宮島本宮の中では、大凶がでやすいと噂のおみくじをひきました。 Noraは引かずに、Jennyが引いて見事に凶でした!さすが宮島、客人にも手加減なしです。
あとは鹿を見つけては角をなでさせてもらいましたが、 意外にも柔らかく血流豊富な角の触感には驚きました。
あとは鹿を見つけては角をなでさせてもらいましたが、
NoraにもJennyにも子供たちを可愛がってもらい、 すっかり打ち解けてホテルまで送って旅を終えました。
日本でこんな風にローレンスの先生とまたお会いできるとは思いも せず、とても懐かしい気持ちでした。 ボストンでの日々は私たち家族にとって特別な期間でしたが、 こうしてまたつながっていけてとても感謝しています。 日本訪問の企画をつないでくださっているSET-Jの皆様、声をかけてくれた純子さん、ありがとうございました。
日本でこんな風にローレンスの先生とまたお会いできるとは思いも
日本の梅雨らしい不安定な雨降りのスタート、そこから雨上がりの茹だる暑さの中、早朝からアテンドを務めてくださいました勝山さん、ご家族の皆様、本当にありがとうございました。平和の尊さ、美味しい食事、美しい景色、NoraとJennyにとっても忘れられない素敵な一日となったことと思います。勝山さんご家族と先生方の和やかな笑い声がお写真から聞こえてくるようですね。
NoraとJennyのブログもご紹介させていただきます。
*広島訪問*
https://sites.google.com/psbma.org/jennynorainjapan2024/daily-events/day-4-july-2_hiroshima
SET-J 一同
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