SET-Jとは

プログラムの目的、内容など
在ボストン日本領事館、ボストン日本語学校、メッドフォード教育委員会が後援してアメリカ人教員を日本に派遣して、日本の教育、文化、習慣などを見聞きしてもらうプログラムがありました。ローレンススクールもそのプログラムに参加し、過去に校長先生、副校長先生、教育委員長、二名の先生が派遣されました。1999年には上記後援によるプログラムが終了してしまいましたが、2002年よりローレンススクールにSET-Jを立ち上げ日本人保護者の運動により継続しております。多くのアメリカ人にとって、日本は遠い上に言葉も生活様式も全く異なります。アメリカ人教諭に日本の習慣、文化や教育を理解してもらう事にこの派遣は大変大きな影響を及ぼしています。日本では、約10日間かけて各地を回り、平和記念資料館や小中学校などの訪問、ホームステイも体験します。日本全国に数百人いるローレンス帰国生、ご家族の方々、またはSET-Jの活動に興味を示してくださる他機関のご協力を頂いて、アメリカと日本での連携を取り合いながら、毎年この派遣旅行を行っています。派遣された教諭は、この貴重な体験を、毎年、全校生徒、保護者へ報告しています。

2019年4月17日水曜日

2日目(4/15)京都

滞在2日目は京都へ移動し観光。京都では伏見稲荷大社や二条城を見学されました。
その時の様子をアテンドの中村様、塚田様より頂きましたので紹介したいと思います。

前日とはうってかわって晴天の月曜日。

まずJRチケットの交換と発券後、塚田さん、谷さんと合流後JRで伏見稲荷を参拝し、途中でキツネ型の絵馬に願い事を書いて奉納なさいました。電車で2駅の伏見駅に着くと、目の前に大鳥居が。青空に映える朱色の大鳥居の美しさに感嘆の声を上げられました。

中村さんから、伏見稲荷大社が五穀豊穣の神様であること、狐がくわえている鍵の説明などを受けながら、たくさんの外国人観光客に混じって千本鳥居を進みました。途中で「根上りの松」を見たり、狐の顔の形をした絵馬祈願をされたり、おもかる石を持ち上げられたりと、パワースポットを巡りながら、千本鳥居を途中まで進みました。
                    
     



気になっていた足も大丈夫そうで、無事に戻ってきてから京都駅内の伊勢丹のビュッフェ(柿安 三尺三寸箸)でランチにしました。ご自分で食べられそうなものを選んで頂こうと思い、こちらの店にしたのですが、体調は悪くないものの、あまり食欲はないようでした。ただ、さっぱりしたふきの炊いたもの、大根の炊いたものはお出汁が効いていておいしいとおっしゃられ、醬油ラーメンはお代わりなさっていました。


かつてヨーロッパに行かれたことはあるが、アジアの国は初めて訪れたとのこと。
今回、楽しく過ごしているが、それだけでなく、言葉や文化の全く違う土地に外国人として訪れたことで、ローレンスにやって来る日本人児童の気持ちに共感することができたとお話されていました。日本人保護者として、ありがたく嬉しいお言葉でした。

                     


今朝大阪からの電車のプラットフォームを間違えて教えられたり、京都駅の出口を間違えて、スーツケース2つを持って右往左往されたことで、習慣や言葉の異なる日本人の家族の戸惑いに実感をもって共感できたとおっしゃられ、その言葉を聞かせて頂いただけでも日本に来て頂いて良かったと思いました。

塚田さん、谷さんとは駅で別れ、地下鉄で二条城へ参りました。障壁画の豪華さに驚かれたり、葵と菊の紋が2つあること、唐門の蝶や鶴の意味など興味津々にご覧になっていました。また、庭園を散策後、地下鉄と徒歩で寺町通りの上島珈琲へ。外からは分からないのですが、坪庭があり、二条城とは異なる趣の庭を見ながら休憩して頂きました。その後は錦市場を覗きながら、再度地下鉄で京都駅に戻り、ホテルでチェックイン後に別れました。夕食はブログを更新してから、サンドウィッチを買いに出かけるとの事でした。

先生は日本語の勉強を少し前から始められており、平仮名(濁音も)読むことができ、看板の文字を発音しながら歩いておられました。ひ、び、ぴの発音練習をしたり、かみと発音するのになぜ、おりがみと濁音になるのか等日本語を真面目に勉強しておられることが分かり、日本人家庭にとってワインバーガー先生は頼もしい存在だと感じました。

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気になっていたワインバーガー先生の足も食欲のほうも、少しずつ良くなってきているようで安心しました。
京都観光をアテンドして頂いた皆様、お忙しい中誠にありがとうございました。
SET-J一同、心より感謝申し上げます。

SET-J一同

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