SET-Jとは

プログラムの目的、内容など
在ボストン日本領事館、ボストン日本語学校、メッドフォード教育委員会が後援してアメリカ人教員を日本に派遣して、日本の教育、文化、習慣などを見聞きしてもらうプログラムがありました。ローレンススクールもそのプログラムに参加し、過去に校長先生、副校長先生、教育委員長、二名の先生が派遣されました。1999年には上記後援によるプログラムが終了してしまいましたが、2002年よりローレンススクールにSET-Jを立ち上げ日本人保護者の運動により継続しております。多くのアメリカ人にとって、日本は遠い上に言葉も生活様式も全く異なります。アメリカ人教諭に日本の習慣、文化や教育を理解してもらう事にこの派遣は大変大きな影響を及ぼしています。日本では、約10日間かけて各地を回り、平和記念資料館や小中学校などの訪問、ホームステイも体験します。日本全国に数百人いるローレンス帰国生、ご家族の方々、またはSET-Jの活動に興味を示してくださる他機関のご協力を頂いて、アメリカと日本での連携を取り合いながら、毎年この派遣旅行を行っています。派遣された教諭は、この貴重な体験を、毎年、全校生徒、保護者へ報告しています。

2024年7月9日火曜日

NoraとJennyが無事ボストンに到着されました!

ボストン時間 7月8日(月曜日) NoraとJennyは無事にボストンへお戻りになりました。

2024度も本当にたくさんの方々にご協力をいただきましたおかげで全日程を無事に終えることができました。
SET-Jメンバー 一同、心より感謝申し上げます。
SET-J活動へのご理解とご協力をくださいましたすべての皆様、本当にありがとうございました!


*2024年度の派遣の様子は、順次更新予定です。引き続き、お楽しみに。
https://set-jlawrence.blogspot.com/

*NoraとJennyの素敵なブログもどうぞご覧ください。
https://sites.google.com/psbma.org/jennynorainjapan2024/home?authuser=0


SET-J 一同


2024年7月8日月曜日

7月7日(日曜日) 東京懇親会

幹事を務めてくださいました尾山さんより懇親会のご報告をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

東京の懇親会は16家族に参加いただき、先生方を加えて総勢47名での開催となりました。

当日は35度を超える猛暑でしたが、懐かしいNoraとJennyに会いに大手町に集合しました。

今回は6月までKindergartenに在籍していた生徒からなんと15年前の同窓生までが一堂に会する貴重な機会となりました。
2時間という短い時間ではありましたが、旧交を温めたり、最近のLawrence情報をアップデートしたりと、楽しい一時を過ごしました。


先生方には日本での最後のイベント、楽しんでいただけたなら幸いです。
なお、お開き後はJennyのナビで東京の街へ消えて行かれました😊


たくさんの方がお集まりくださりNoraとJennyもとても嬉しかったことでしょうね!
東京での懇親会を開催するにあたり、幹事として長い期間準備を進めてくださいました尾山さん、当日お手伝いをしてくださいました皆様、懇親会にご参加くださいました皆様、本当にありがとうございました!

NoraとJennyのブログもご紹介させていただきます。

*浅草観光と東京懇親会*
https://sites.google.com/psbma.org/jennynorainjapan2024/daily-events/day-9-july-7_tokyo?authuser=0


SET-J 一同

2024年7月7日日曜日

7月7日(日曜日) 浅草観光

 浅草観光をアテンドくださいました中島さんより当日の様子とお写真をご共有いただきましたのでご紹介させていただきます。

7月7日(日)の午前中は、雷門前で待ち合わせて浅草観光を行いました。
まだ7月初めにも関わらず猛暑日となり、朝から汗だくになりながらの観光となりました。


長女は2021-2022.3までKCクラスに在籍していて、Nora先生とは2年と少し振りの再会となりました。
初めは少し緊張していて言葉少なめでしたが、先生方と Lawrenceでの思い出や今通って
いる学校のことなどをお話しする中で少しずつ打ち解けていきました。


仲見世通りは暑い日にも関わらず混み合っていて、人混みの中をゆっくり歩きながら進みました。
先生方は一つ一つのお店を覗いて浅草グッズやお菓子など興味深くみていました。
定番の人形焼にもトライしていただき、気に入ってもらえた様でした。
浅草寺では皆でおみくじを引きました。Jenny先生は前回引いた運勢が悪かったので今度こそ!
と意気込んで引き、見事大吉となりました。



参拝を終えた後は屋台のかき氷でひと涼み。汗がすうっとひいて、元気も回復して、雷門までの道を戻りました。



最後は浅草文化観光センターの展望台から街の様子を眺めました。スカイツリーもバッチリ見ることができました。
その後は皆で丸の内まで移動して、懇親会へ参加となりました。


短い時間ではありましたが、先生方と様々なことをお話ししながら浅草を巡ることができ、中島家にとっても新たな大事な思い出を作ることができました。まさか日本で先生方と再会できるとは夢にも思っていませんでしたが、思わぬ形で再会が叶ったことを心から嬉しく思います。
このような貴重な機会を作っていただき本当にありがとうございました。

お天気が良く日本らしい暑さがお写真越しに伝わってまいりますが、皆様が再会を喜び、楽しいひとときを笑顔で過ごされましたことをとても嬉しく思います。浅草の風情ある景色の中で人形焼、おみくじにかき氷、日本らしさを満喫することができたNoraとJennyにとっても忘れられない思い出となったことでしょうね。お暑い中、アテンドを務めてくださいました中島さん、ご家族の皆様、本当にありがとうございました!

NoraとJennyのブログもご紹介させていただきます。

*浅草観光と東京懇親会*
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SET-J 一同



7月6日(土曜日) 三鷹の森ジブリ美術館

三鷹の森ジブリ美術館にてアテンドを務めてくださいました村野さんより、当日の様子とお写真をご共有いただきましたので、ご紹介させていただきます。

高尾登山に引き続きJR三鷹駅にて14時過ぎに待ち合わせ、最寄りのジブリ美術館へ向かいました。
今回の訪問はジブリファンのJenny先生のご希望で実現し、先生方はお揃いのジブリTシャツ着用でとても楽しみにしていらっしゃいました。

美術館の中は撮影禁止のため、入り口で一枚!


鑑賞が終わって出てくると酷い雷雨で少々足止めされましたが、車移動でなんとか夕食予定の我が家に到着、アイスクリームでひと涼みの後、おしゃべりやボードゲームで楽しみました。ボードゲームはボストン在住中に購入したもので、英語があまり得意でない兄弟達も先生方とコミュニケーションを取れる良い機会となりました。(ゲームはJenny先生の勝利!)

その後は洋風の日本家庭料理を皆で囲み、さらにおしゃべりに花が咲きました。


最後に皆で記念写真を撮り、三鷹駅改札にて再会を祈念しお見送りしました。


9年のブランクがあったにも関わらず娘と先生方との話も弾みまたとない貴重な時間を過ごさせて頂いたことに感謝します。

お揃いのトトロTシャツをお召しになっているNoraとJenny、とてもよくお似合いですね。雷雨による足止めというアクシデントがありつつも、ご自宅で優しく和やかな団欒をご用意くださいました村野さん、NoraとJennyをあたたかくおもてなしくださいましたご家族皆様、素敵なアテンドを務めてくださり、本当にありがとうございました!

NoraとJennyのブログもご紹介させていただきます。

*高尾山登山・三鷹の森ジブリ美術館と村野様宅ご訪問*
https://sites.google.com/psbma.org/jennynorainjapan2024/daily-events/day-8-july-6_tokyo?authuser=0


SET-J 一同





2024年7月6日土曜日

7月6日(土曜日) 高尾山ハイキング

高尾山ハイキングをアテンドくださいました榎本由希子さんより当日の様子とお写真をご共有いただきましたのでご紹介させていただきます。

7月6日の土曜日にNora、Jennyと高尾山ハイキングに行ってきました。お二人とは朝8時半にJR高尾駅で合流し、一緒に京王線に乗り換えて出発です。

我が家の下の子はNoraにKCでお世話になっていたのですが、帰国後2年で再会出来ることに息子は大喜びで、今回の高尾山ハイキングのアテンドをさせて頂きました。 


最高気温が35℃にもなる猛暑日が続くなか、高尾山口駅に到着した9時前ですでに29℃。NoraとJennyと、上まで登ったら少しは涼しいかも?、などと話しながらケーブルカー乗り場へ移動しました。今回はJennyが足を痛めたということで出来るだけ歩かずに山頂へ行けるよう、往復ともケーブルカー・リフトを使うことにしていました。レトロな雰囲気のケーブルカーに乗って、脇に咲くアジサイや大きな百合の花を眺めながら、みんなでおしゃべりをしながら山上駅まで移動。ケーブルカーの中では、午後に行くジブリミュージアムの話から、トトロの森のモデルとなった場所が所沢にあるという話になり、Jennyはジブリ映画が大好きだということで興味津々でした。


ケーブルカーを降りると、少しだけ空気の熱気が和らいだように感じました。山上駅から山頂までは薬王院を通る1号路を進み、時折涼しい風が通り抜ける木陰の道を、おしゃべりしながら歩いていたところ、”Excuse me”とオレンジ色の揃いのTシャツをきた子供たちに声を掛けられました。地元八王子の英会話教室の「海外の人にインタビューしてみよう」というフィールドワークだったそうで、女の子2人からNoraとJennyは熱心なインタビューを受けていました。なんと英語学習のYou Tuberさんとのコラボ企画でもあり、NoraとJennyのYou Tubeデビューになってしまうかもしれません。なぜかうちの息子もインタビューされていました(笑)最後にみんなで記念撮影をして、写真も頂きました。先生方にインタビューしていた生徒さんは、インタビュー後にアメリカに留学したい!と教室の先生にお話しされていたそうです。優しいNoraとJennyと話せたことで、英語でコミュニケーションが取れたという自信や楽しさを感じられたのだと思います。



途中の急な階段続きでやや無言となったりもしつつ、山上駅から約1時間で山頂に到着。天気が良ければ展望デッキから富士山も見えるはずですが、残念ながら本日は雲が多めでシルエットが見えるような気がする程度でした。



下り道では、モモンガについての立て看板から”Scaredy Squrrel”の本を息子が思い出し、Noraも「KCで読んでいたの覚えてるのね」と嬉しそうに言って、絵本について話す息子と二人で盛り上がっていました。


11時過ぎにリフトで山麓駅まで戻り、「高尾と言えばお蕎麦」ということでお昼ごはんは蕎麦店に入りました。Noraは冷たいお蕎麦と天ぷらのセット、Jennyは自然薯蕎麦と天ぷら盛り合わせです。お二人ともお蕎麦は初めてだったそうですが、美味しかったと言って頂いたのでほっとしました。自分たちは普段お箸に慣れてしまっていますが、麺類をお箸で食べるのは他より難しいようで、Noraは少しだけ苦戦していました。


往復にケーブルカー・リフトを使ったことで昼食からジブリミュージアムの待ち合わせまで結構時間が空いてしまいましたが、お土産屋さんを覗いたり、移動の電車の時間までカフェで座っておしゃべりを楽しんだりして過ごしました。


今日は高尾山ハイクの間、本当にたくさんNoraとJennyとお話しする機会があり、息子も親も、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。今回、高尾山にご一緒する機会を頂けて本当に良かったです。



都会の喧騒を離れた自然の中をハイキングしながら植物やジブリの話題、ローレンス校での思い出話に花が咲いたご様子が伝わってまいりますね。NoraとJennyにとっても素敵な思い出の一日になられたことと思います。お暑い中、アテンドを務めてくださり、足を怪我されていたJennyへのご配慮もくださいました榎本さん、本当にありがとうございました。

NoraとJennyのブログもご紹介させていただきます。

*高尾山ハイキングと三鷹の森ジブリ美術館*
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SET-J 一同

2024年7月5日金曜日

7月5日(金曜日) 東京の幼稚園訪問

東京の幼稚園にてアテンドを務めてくださいました榎本佐代子さんより、幼稚園訪問の際の様子とお写真を共有いただきましたので、ご紹介させていただきます。

本日はNora Carpenter先生とJenny Park先生が東京都大田区 徳持幼稚園にお越しくださいました!

東京は梅雨時期かつ猛暑で駅で待ち合わせをしてから幼稚園に到着する数分間で汗だくでした。


徳持幼稚園は年少クラス、年中クラス、年長クラスの各学年が1クラスづつの小さな幼稚園ですが、園長先生をはじめ家族のように接してくださる先生方、子供同士、その家族がとても親密な温かい園です。


幼稚園に到着し、本日メインで見学する年長クラスで軽く自己紹介をし、自由遊びを一緒に楽しみました。

折り紙、UNO、塗り絵など子供たちは朝の会が始まる時間までそれぞれ好きなことをして過ごします。

NoraとJennyも折り紙に挑戦していました。




9時半頃に朝の会で子供達に自己紹介をし、本日は体操クラスがあるため会場に移動し、

外部から招いている体操講師による体操クラスを見学しました。

子供たちは秋に開催される運動会に向けて組体操等の練習に励んでいました。




その後、園内の見学をしました。

徳持幼稚園は東京都内ではめずらしい自園給食を提供しています。

給食室があり、できたての温かい給食を食べることができます。



次に年中クラスの見学をしました。

活発な子が多い年中さん達と質問コーナーをしたり、一緒に簡単なゲームをしました。



次に年少クラスの見学をしました。

4歳児中心の年少さん達は短い時間でしたがNoraとJennyに懐いてくれてかわいらしかったです。



その後年長クラスでいくつか体を動かすゲームを行い盛り上がりました。

NoraとJennyから英語で数字を数えて遊ぶゲームを教えてもらいみんなで英語で5までカウントしながら楽しみました。

その後は子供達が大好きな「カードめくり競争」を楽しみました。

床に散らばったカードを制限時間まで自チーム色にひっくり返し続け最終的にカラーカードの多かったチームが勝ち。。。

というルールのため、大人にはなかなかハードな体勢で頑張りました。



その後、NoraとJenny が絵本:Elephant and Piggie(Mo Willems)の読み聞かせをしてくれました。

英語での読み聞かせでしたが、絵本に登場するぬいぐるみを使って劇のように読んでくれたので

子供達は楽しんで聞くことができました。

5話分が収載されている絵本を園にプレゼントしていただきました。ありがとうございました!



ひとしきり楽しく過ごしてからランチタイムです。

本日のメニューは七夕メニューで「ちらし寿司、切り干し大根、茹で枝豆、そうめん入りスープ」でした。

栄養士さんの計らいによりベジタリアンのNoraも全品食べられるメニュー構成

にしていただきました。




食後は再び体を動かすゲームタイムです!

室内で楽しめる「ころがしドッヂボール」をしました。

チーム戦、子供 vs 大人等大盛り上がりでした。


14時半、帰りの会で終了。


体操、ゲーム、ゲーム・・・猛暑日でしたが室内で一日中体を動かして過ごしました。

NoraもJennyも私たちも大人はみんなぐったりでしたがとても楽しい1日でした。



幼稚園見学後、Jennyの教え子である長男が小学校下校後に合流しJennyと再会できました。

短い時間でしたが会えてよかったです。



普段NoraとJennyが教えている6歳児(アメリカではキンダーガーテン、日本では年長さん)

の日本での園生活を見学していただき、アメリカと日本の違いなど体感していただけたと思います。

みんなで盛り上がったゲームをLawrenceの子供達とも楽しんでもらえたら嬉しいです。


徳持幼稚園も私たち家族もとても貴重で充実した1日を過ごすことができました。

ありがとうございました!



遠い昔の記憶を思い出させてくれるような懐かしい雰囲気に包まれたあたたかく優しさに溢れた幼稚園ですね。
NoraとJennyの自然体で穏やかな笑顔もとても印象的です。アテンド承諾から長い期間、幼稚園とのスケジュール調整、当日はお暑い中 朝からのアテンドを務めてくださいました榎本さん、訪問を承諾くださいました徳持幼稚園の先生方、給食調理員の皆様、SET-J活動にご理解・ご協力くださいました皆様、本当にありがとうございました。

NoraとJennyのブログも更新されておりますので、リンクをご案内させていただきます。

*東京の幼稚園訪問*

https://sites.google.com/psbma.org/jennynorainjapan2024/daily-events/day-7-july-5_tokyo?authuser=0


SET-J 一同



2024年7月4日木曜日

7月4日(木曜日)神奈川県の学校訪問

神奈川県の小学校をアテンドくださいました後藤さんから当日の様子とお写真を共有いただきましたのでご紹介させていただきます。

午前8時半頃、小田急線愛甲石田駅でNora先生とJenny先生と合流し、車に乗ってご案内を開始しました。予定よりも30分ほど早めの合流だったため、急遽、見学予定の学校に向かう前に、街の中を少しだけご案内することに。
街に到着するまでの間、沿道に広がる田畑や大山をはじめとする緑豊かな山々に囲まれた、都会ではない日本の郊外の景色に目を奪われていらっしゃいました。森の里に到着してからは、児童が交通事故の心配なく安全に登下校し、公園に遊びに行ける広い遊歩道が街全体に整備されている様子や、遊歩道に隣接している公園の様子などを見て、日本の住宅地の安全さや清潔さに驚かれていました。
午前9時頃に、厚木市立森の里小学校(森小)へ移動。
門の前で写真を撮った後、森小側とのお約束までまだ時間があったため、校庭など、外の様子からご覧いただきました。 


Nora先生とJenny先生には、校舎や体育館が大きく感じられたようです。校庭が広いだけでなく、子供たちが虫やカナヘビ(トカゲ)などの小動物を捕まえたりして遊べる森林スペースがあることなど、自然にあふれた教育環境に感心していました。また、「上り棒」や「雲梯」、「懸垂棒」、「鉄棒」など、ぶら下がったり上ったりするような遊具が多いとコメントしていました。
子供たちがキュウリなど野菜を育てている畑を見たり、夏の風物詩の燕の巣と雛の様子を眺めて和んだりする一方、校舎裏にある防災倉庫を見ながら、日本の公立学校は災害時の広域避難所でもあることをお伝えすると、お2人が表情を引き締める場面もありました。
この日の予報最高気温は34度。熱中症警戒アラートが発令されていて、この時点でかなりの暑さ。員すでに汗だくです。

午前9時半に森小の校舎内へ。
教頭先生が急遽出張で不在となったため、教務主任の先生が校舎内を一通りご案内くださいました。校舎内を見てまわりつつ、各学年の教室にもお邪魔して、授業の様子も見学しました。
1年生は算数の授業中で、Chrome bookを開いて足し算・引き算の問題を解いていました。2年生は国語の授業。読んだ本の紹介文を書く課題に取り組んでいました。6年生はちょうど英語の授業中で、各班に分かれ、自分の書いた文章を発表し合っていました。
森小はこの地域の特別支援教室設置校でもあります。特別支援教室で、手作りのセンサリー遊具で児童が遊ぶ様子を見て、お2人とも興味深そうにしていました。


見学途中に2時間目と3時間目の間の通称「15分休み」が始まり、子供たちが校舎内を先生なしで自由に動き回り、思い思いに過ごす様子を見て、「なんて自立した子供たちかしら」と驚いていました。

児童が出入りする広い昇降口を眺めていると、下駄箱の上に赤い旗が斜めに立てられていました。教務主任の先生によると、熱中症アラートや高温注意報が出ている日は、危険なため外遊びは禁止だそう。
それを簡単に子供達に知らせるのが「赤旗」とのこと(安全な日は白旗を立てる)。Nora先生とJenny先生は、「子供たちが休み時間に自由に歩き回り、Independentに行動する日本の学校だからこそ、こういう周知方法がとられるのね」と感心していらっしゃいました。

お手洗いもちょっとしたトピックになりました。森小のお手洗いは、洋式トイレにリノベーションされ、扉などの設備も新調されています。生徒が使った後でも床にゴミがなく綺麗な様子を見て、Lawrenceではこうはいかないと違いに衝撃を受けていらっしゃいました。

理科準備室などを見て、教材の保管場所が多く確保されているのを羨ましがる一幕も。また、体育館の広さに驚くと共に、エアコンが付いていないと聞いて別の意味でもびっくり。猛暑の続く夏の間は、外にも出られず体育館も使えず、体育の授業が中止になる日も多いと聞いて、お2人はLawrenceの冬に校庭が凍りついて出られなくなる様子を連想されたようでした。暑すぎても寒すぎても難儀ですね。

次に3・4年生の合同プール授業を見学しました(児童数減少のため、1学年に1クラスしかなく、プール授業は2学年合同で行われています)。レベル別に3グループに分かれ、それぞれを先生が指導していました。森小に体育専任教師がいないことを知り、「Homeroom teacherがswimmingの授業まで行うの?!信じられない!」と悲鳴のような声を上げたNora先生とJenny先生。日本では、ほとんどの授業を担任教師がこなし、専任教師がつく授業が少ないことに驚きを隠せないご様子でした。


4時間目には、息子のいる2年生のクラスで、Nora先生とJenny先生にPPTでLawrenceの紹介をしていただきました。子供達は興味津々で、次々に質問を繰り出していました。「気温はどれくらいですか?」「生徒は何人くらいいますか?」「給食は買わないといけないんですか?」…などなど。子供たちの勢いに、お2人も嬉しそうに回答されていました。
質問タイムの後、Piggy and Gerardの「Let’ go for a drive」をぬいぐるみ劇をしながら子供達に読み聞かせし、お手製のPiggy and Gerard神経衰弱ゲームをして盛り上がり、授業を終えました。

 
給食の時間、Jenny先生は教え子だった2年生の息子のクラスに、Nora先生は出張から戻られた教頭先生と共に娘のいる4年生のクラスに移動しました(主菜がお魚だったため、Nora先生には大豆ミートで作ったハンバーグを持参し、召し上がっていただきました)。
お2人は、給食の配膳を子供たちが行う様子に興味津々。ただ食事を運ぶだけでなく、盛り付けを児童自身で行うことに衝撃を受けたご様子でした。また、新型コロナ以降、給食のスタイルは代わり、森小では現在でも、子供たちが机を移動させずに、ただ前を向いて静かに食事を済ませていきます。子供同士の会話は極力しないルール。早く食べ終わった子は自分で片付け、黙って読書。静かなその様子に、お2人とも驚いていましたが、子供達から「もっとうるさい日もあるよ」と教えられて「Lawrenceと同じだね」とクスっとする場面も。
このほか、Snack timeが存在しないことや、マニキュアやアクセサリー類が学校で禁止されていることにも衝撃を受けていらっしゃいました。



昼休みの後、5時間目には娘のいる4年生のクラスでNora先生とJenny先生から学校紹介をしていただきました。
「どんな遊びが流行っていますか?」「給食のメニューはどんなものがありますか?」「Lawrenceは有名な学校なんですか?」「校歌はありますか?」「ランドセルを使っている生徒はいますか?」…などなど。
4年生からも怒涛のごとく質問が飛び出し、時間が足りなくなるほどでした。その後、2年生のクラスと同様に、「Let’ go for a drive」の読み聞かせをぬいぐるみ劇と共に披露いただき、Piggy and Gerard神経衰弱ゲームをして締めとなりました。

 
その後、職員室の休憩室で冷たいお茶を頂戴してひと休み。
Nora先生とJenny先生は、「Let’ go for a drive」を森小に贈呈し、教頭先生が代表で受け取ってくださいました。学校の図書館に置いていただけるそうです。それから教頭先生や、英語専任の先生から、日本の教師ライセンスの仕組みや小学校のカリキュラムのことなどを教わり、マサチューセッツ州との違いを感じていらしたようです。


最後に4年生の帰りの会を見学して、学校見学は終了となりました。


昇降口のミストを浴びて出発し、車で予約したお店に向かいました。
丹沢山系の大山のふもとでは、「大山豆腐」が名物とされ、古くからの街並みが残されている地域があります。今回はそちらへご案内いたしました。
畳の上に、和室用の卓と椅子が並べられ、床の間の掛け軸や几帳、幅1mは超えそうな大きな扇など、純和風のしつらえに目を奪われていらっしゃいました。

 
 
お食事はコース料理で、いろいろ召し上がっていただきましたが、中でもメインは、卓上の固形燃料で熱した鍋の中で、湯葉を食べつつ、自分で豆乳の中に「にがり」を加えて作るおぼろ豆腐。主人以外は全員初めての経験で、わいわい賑やかに美味しくいただきました。
午後7時すぎ、Nora先生とJenny先生を伊勢原駅にお送りし、3日後の懇親会での再会を約束してお別れいたしました。
私たちにとっても、森小にとっても、貴重な経験となりました。Nora先生とJenny先生、並びにSET-Jの皆様に心より御礼申し上げます。


豊かな自然の中で、子どもたちが安全に過ごせる街と学校、とても素晴らしいですね。NoraとJennyが学校訪問の中で様々な驚きや感動に出会われた様子が鮮やかに綴られていて、とても微笑ましい印象を受けました。NoraとJennyを囲んでの記念写真もとても素敵ですね。お暑い中、朝からアテンドを務めてくださいました後藤さん、学校訪問にご協力くださいました森の里小学校の先生方、皆様、SET-J活動にご理解・ご協力くださいました皆様、本当にありがとうございました!

NoraとJennyのブログもご紹介させていただきます。 

*神奈川の学校訪問*
https://sites.google.com/psbma.org/jennynorainjapan2024/daily-events/day-6-july-4_kanagawa?authuser=0


SET-J 一同